脱サラする前に読んでほしい、自由=楽ではないということ

アフィリエイトのようなネットビジネスで生計を立てていると、どうしても「フリーランスってやつ?羨ましいわ」、「自由でいいね」というようなことをよく言われます。

やはり「フリーランス=自由=楽」というイメージを抱いている人が多いのでしょう。

別にそれが間違いだときっぱり否定するつもりはありませんが、自由だからといって楽ということはないですし、フリーランスだからこその悩みもあります。

なので今回は「自由=楽」ではないということについて説明していきます。

フリーランスになりたい、脱サラしたいと考えている人はサッと読んでみてください。




「会社」という強制力

実際に勘違いしている人も少なくないので始めに断っておきますが、自由=楽ということは決してありません。

もちろんメリットもありますし、だからこそ僕はフリーランスという道を進んでいるのですが、例えば朝何時に起きようが、いつ休みを取ろうか誰に文句を言われるわけでもありません。

ただこの「誰にも文句を言われない」という部分こそが悩みどころ…。

つまり自分のことは全て自分自身で管理しなければならないということですね。

「そんなこと大人なら当たり前じゃん」と思われるかもしれませんし、確かにその通りです。

毎朝会社のために決まった時間に起きる、決まった時間働く…、みんなしていますよね。

では休日はどうでしょう?

人によってかなり差はあると思いますが、休日でもやりたい事ややらなければならない事が結構詰まっているものですよね。

なのでその一日を有意義に過ごすには早起きした方がいいに決まっているのに、実際はついつい二度寝してしまうこともあると思いますし、少なくとも出勤日と同じ時間に起きているという人は多くないと思います。

なぜなら誰にも文句を言われないから。

つまり何が言いたいのかというと、普通の会社員が規則正しく出勤・労働・退勤を当たり前のようにこなせているのは「会社」という強制力に助けられている部分が少なからずあるということです。

それは一見「足枷」のように疎ましく思われがちですが、僕は逆に「補助輪」のような役割を担っている一面もあると考えています。

補助輪なしで走り続けなければならない

一方、フリーランスにそのような補助輪は一切ありません。

ずっとずーっと、いつまでも自分自身の力だけで走り続けなければならないということです。

別にそれが当たり前のようにできる人なら何の問題もありません。

普通に自転車に乗れるのに、わざわざ補助輪をつけている人なんていませんよね?

僕の考えですが、自分の力だけで走り続けられる、つまり自分自身で管理ができて、自分自身で稼ぐ能力がある人にとって「会社」という組織に所属することはやはり足枷でしかないです。

しかし僕も独立して初めて実感しましたが、それはイメージより遥かに難しいこと。

アフィリエイトをしている人、あるいは始めようとしている人は大半が副業としてだと思いますが、やはり脱サラを目標にしている人は多いです。

しかし例えある程度の実績を出していざ独立したとしても、全員が全員いきなりフルタイムで働けるわけではありません。

自分で自分を管理するということは、言葉を聞いてイメージするよりよっぽど難しいということです。

実績を出すことがゴールではない

また自分で自分を管理できなくなってしまう、ついついサボってしまうことが多くなるというタイミングは何も脱サラや独立の時だけではありません。

もともとフリーランスとして活動していた人でも急に働く気力が失くなってしまうことは珍しくないのですが、よくあるのは収入が上がった時です。

例えばこれまでアフィリエイトでの月収が10万円前後だったのに、いきなり50万円に上がった場合。

もしその収入をコンスタントに出せるのであれば単純に計算して年収600万円。

世間一般的に見れば結構良い暮らしができる金額ですし、少なくとも日本人の平均収入額を大きく上回っていますよね。

それにアフィリエイトはトレンド系でない限り急激に収入が下がってしまうことはそうそうないので、月50万も稼げてしまうと「これくらい稼げているならちょっとくらい…」と油断しがちなのですが、それこそが落とし穴。

いくら急に収入が下がることがないとはいえ、作業をしていなければ遅かれ早かれ数字として現れてきます。

月50万円稼げるような人ならそんなことは百も承知だと思いますが、実際はそんなこと関係なく、サボってしまう時はサボってしまうんですよね…。

実は僕もそんな経験があります。

だいたい1ヶ月間ほどだったのですが、その月は毎日のようにある程度の物販が発生していましたし、自己最高月収を更新。

その油断からか一応ルーティン的な作業は毎日続けていたものの、ほぼ必要最低限の作業しかしませんでしたし、モチベーションはガタ落ち。

月間の総労働時間は約150時間くらいでしたが、大学を卒業・独立して以降、最低でした…。

翌月からはなんとか持ち直すことができましたが、やはり今となっては後悔しています。

短期間、かつ全く作業をしていなかったわけではないので明らかなダメージはありませんでしたが、少なくともその先得られるであろう収入の獲得が遅れてしまったことに変わりはないのですから。

安易な脱サラは止めた方がいい

またこれはちょっとした助言程度ですが、安定した収入を出せていないうちに脱サラすることはおすすめしません。

当たり前のことですが、早まった決断をしてしまう人が実は結構います。

具体的にいくらの金額の収入をどれくらいの期間維持できれば独立していいのかという基準は一概には言えないのですが、少なくとももともとの収入を上回る額をコンスタントに出せるようにならないうちは止めておいた方がいいのではないかと…。

例えばたまにあるケースとしては月収1,000円→1万円→10万円と上がってきた時。

数字だけ見れば一月ごとに10倍ずつ増えてきてはいますが、じゃあその翌月は100万円になるのかと言われればそんな単純なものではありません。

特に数十万円くらいから伸び悩む人はめちゃくちゃいますし、月10万円だとまともに生活できませんよね。

なので根拠のない憶測や都合の良い期待だけで早々に脱サラをしてしまうのは止めておいた方がいいです。

自分が養わなければならない家族がいるならなおさらですし、逆に先月は50万円あったのに今月は10万円に下がってしまった、なんてことも珍しくありません。

それでも自由は素晴らしい

自分がそうでありながらフリーランスについて後向きなことばかり言うのも気が引けるので最後に弁解しておくと、それでも自由であることには何事にも代えられない魅力があります。

前述したことを踏まえ、自分で自分のことを管理し、安定した収入があるということは大前提ですが、それさえ満たしているならフリーランスは素晴らしい労働形態だと思います。

日頃しっかり働いているなら家族・友人・恋人とも好きな時に過ごすことができますし、体調を崩しているのに無理に出勤しなければならないなんてこともありません。

また朝はゆっくり起きて、その分夜までがっつり働きたいという夜型の人もいますよね。

それにこれは僕の個人的な意見ですが、会社などの組織に属さず、自分自身の力で稼いでいるという実感はとても大きなモチベーションになります。

そして何より楽しい。

なのでそれ相応の能力と覚悟があるのであれば、やはり脱サラは一つの正しい道だと思います。

もちろんそれが万人にとって正解だとは思っていませんが、少なくとも金銭的にも時間的にも、それまで以上に充実した生活を送れる可能性が高いということは確かです。